2011年10月14日

「青い黒板」

10月13日(木)
 このところの常連さんは小学4年生のふたりですが、幼児のはるくんが加わり、80代の花園さんまで、年齢の幅が広がりました。今日もだれかが何かを声出して読んでいる文庫日でした。はるくんも次々に絵本を手にして、ミニ松さんに「よんで」と、おねだりしています。今日はいろんな発見がありました。
「読むから聞いて!」と、小学生は順番待ち。あっちとこっちで、読みっこが続きます。絵本だったり、紙芝居だったり、詩の本だったり。その合間に、オルガンの伴奏で歌が始まります。「思い出のアルバム」と3月生まれのはるくんのリクエストで「春が来た」を歌いました。一年生のし〜ちゃんがえほんを読んだ時、聞きながら私は、同じ本を自分が読むときには気づかなかったことを発見。読んでもらう楽しみを逆体験しました。
 詩の本を楽しむとき、今日は背筋を伸ばして〜と、トントンとリズムを付けて、背中をタッチしながらやってみました。詩を自分流の言葉使いで読んでしまったとき、リズムが合いません。一文字が大切なんだなと発見が続きました。
 「青い黒板」(丸山薫作)を、みんなで声を出して読んだ時には、子どもたちには馴染みのない言葉もあって、違った空気が流れました。小さな文庫だからこそ、テレビでは聞かない言葉や音に触れる機会があることも、新しい発見でした。
 文庫を開いた日の夜は、本を読みたくなります。池上久治郎筆「西川町岩根沢春秋ー詩人丸山薫を囲む人々ー」(平成18年発行)を改めて読みました。平成16年7月8日、丸山薫記念館で、池上さんからお話を伺った日のことを思い出しながら143頁にある、「青い黒板」を書き写します。


青い黒板  丸山薫

鉛筆が買えなくなっても
指で書くから いい
ノートブックがなくても
空に書くから いい

算数の式も 読本の字も
図画も綴方の文章も
みんな 指で空に画く
ぼくたちに鉛筆やノートブックの
買える日がくるまで
しずかに空の黒板に向かって
指のチョークで 勉強しよう

空の黒板はひろくて たのしい
日本中のぼくたちが書いても
書き切れないだろう

毎日 雲がまっさおに
それをぬぐってくれる

  


posted by まどか | コメント (0) | 文庫日
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