2012年07月22日

子どものいのちと権利を考える集い(1)多田元弁護士講演会

 2012年6月17日(日)生活家庭館 10時半〜12時
 第1回目は、子どもの権利条約フォーラムinあいち(11月24日〜25日)実行委員会の多田元委員長をお迎えして開くことができました。多田先生のお名前は、不登校の子どもたちの支援を通して存知あげておりました。今回、まどか文庫もこの実行委員会に参加させていただいているご縁で、豊橋でのご講演が実現しました。超ご多忙の中、駆けつけて下さり、感謝でいっぱいです。
 生活家庭館の会場には、大学生、教育機関の方、子育て支援関連のお仕事を持つ市民、地域活動をされている皆さんがご参集下さいました。ご一緒に子どもの権利条約の基本、各地の条例(日進市、札幌市)、子どもの人権・権利と参加の権利について学びました。豊橋市に子ども権利条例をと願ってスタートした集いの第1回目ににふさわしい、徹底して「子ども視点」に立つことを、根拠と事例をもとに学ぶ機会となりました。
 ご講演の最後に、多田先生が取り組まれた事例についてお話下さいました。私がこれまでに理解してきた「子ども観」「子ども視点」「子どもと理解」「子どもとの協働」について、新しい出発点に立つ力をいただくことになりました。
 子どもたちの問題解決は、子どもの力を大人の力を合わせて解決に向かうことで進むこと。そのためには、大人の側の子ども理解が重要であること。子どもが自分の力で立ち直っているための大人の支えのあり方について、これからも皆さんと一緒に学び、考え続けて行きたいと思います。
■多田先生のレジュメより
 ・・・青少年は、社会のなかにおいて積極的な役割とパートナーシップを認められなければならず、単に社会化と管理の対象とみなされてはならない。(リヤド・ガイドライン 1990年国連犯罪防止決議)
■参加された皆さんのアンケートから
  参加者18名のうち12名の方から感想を、また、3名の方からは今後の連絡をと、メールアドレスをいただきました。ご協力、ありがとうございました。      
1.実際に子どもの人権を守ろうと仕事で関わっている多田先生の生の声はリアリティがあった心に迫るものがありました。先生が後で後見人になった少女の話はとても印象強かったです。私はまだ大人ではない(ハズッ)けれど子どもでもないので、両方の立場、考え方がわかって複雑でした。わかってあげることが一番大切、ということはとてもよくわかりました。
2.子どもの権利条例は重要だと思っております。
3.今日のお話は自分にとっての第一歩としてこれから勉強していきたいと思います。大変勉強になりました。
4.虐待や引きこもりなど、子どもはいろいろな悩みを抱えていると思います。そのような環境を作ったのは全部とは言えないけど、たいていは大人が原因で、大人たちはもっと子どもの視点に立って、子どもの心の声に耳を傾けてみるべきだと思いました。私はどちらかというとまだ子どもで、今までそういう問題についてあまり考えたことはなかったけど、今日、多田先生お話を聞いて、こうやって子どもを支援する機関があるのだと知って関心を持ちました。こんな大人もいるのだということを、今悩んでいる子どもたちに知ってもらいたいと感じました。
5.不登校の生徒に対して、どのように向かっていけばいいのか。教職を希望する自分にとって、授業でも度々問いあげられるこの問題は、本当に手つかずだった。今日「不登校の子どもの権利宣言」を初めて知ることができた。それぞれの具体的な子どもの思いを知り、とても参考になった。ありがとうございました。
6.大人の無理解によって傷つく子ども。多田先生の作った図の通りに、子どもの心は動いていると思った。
7.今日多田先生のお話を聞いて、子どもの権利条例についてとても興味を持ちました。私は生活環境にも恵まれて、子どもの頃は毎日楽しく生活していましたが、虐待を受けている子どもたちを守ることができる“子どもの権利条例”は少しでも早く世間に広まってほしいと思いました。一番最後に多田先生が読んでいた手紙の内容にはとても感動しました。大人と子どもにはコミュニケーションをとることが、一番大切だということを、改めて実感でき、良かったです。
8.子どもの権利条約は、本当に今に生きて大切なことだと思いました。不登校や虐待などを受けて、そのまま大人になってしまい、罪を犯してしまう人がいると感じます。子どもの権利条約は未来の社会の安定にもつながることだと思いました。
9.自分は子どもの権利とは大人と同じ扱いを要求できるものだと思いました。(略)
10.条例づくりの活動やフォーラムに関心を持ったと、12名全員の方が回答下さいました。(以上です。)
20120617案内ちらし.jpg 多田元弁護士講演会
■「子どものいのちと人権を考える集い」の2回目以降は、「乳幼児」「学齢期」「青年期」に分けて、「人権」を視点をあてて、取り組んでいきます。 
   第2回 乳幼児期の子ども支援について
      日時 7月21日(土)10時~12時
      講師 池田信子さん(日本福祉大学修士2年)
      場所 豊橋市生活家庭館 第一会議室 


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